在宅医療とは?

 いつまでも住み慣れた家で自分のことは自分で出来て、
今の暮らしを続けられたら?

 現代の医療は日々進歩していますが、それでも長く入院していても後遺症が残ることや治らない病気や老化による身体機能の低下がおこります。そんな時は残された時間や残された力を精一杯に使って人間らしく生きたいですね。
様々な職種が協力してサポート「明日はこれをしよう」「家族や友達や大事な人と話をしたい」「長年暮らした部屋でゆっくり寝たい」「ペットと暮らしたい」?そうした当たり前の生活には、住み慣れた家がいちばんの場所ではないでしょうか。

 定期的な医療が必要だが、通院が困難。入院したくない。自宅で過ごしたい。このような患者さんのご自宅をお伺いし、定期的に診察やお薬の処方や看護ケア、在宅リハビリや介護など、必要な在宅でのお世話(在宅医療と介護)を様々な職種が協力して支援を行います。

対象となる方

 短期間の入院治療で改善が望めない病気、または障害を持ち、通院に支障がある方で、これからの大切な時間をできるだけ住み慣れた家(老人ホームなどの居住系施設を含めて)で過ごしたいと思う方。

おもに対象となる病気や状態

 以下のような病気の結果、寝たきりあるいはそれに近く通院が困難な方

(1)おもに高齢の方で下記のような病気や状態の方
   脳卒中後遺症 認知症 骨や関節の病気 老衰 
   各種の慢性臓器不全(心不全 呼吸不全 腎不全  
   肝不全など)
(2)進行がんや末期がんの方
(3)神経難病や筋疾患の方
(4)交通事故や様々な事故後の意識障害の方
(5)重度の心身障害を持った小児の方や小児期からの障
   害を持った成人の方
(6)精神障害で通院が困難な方
(7)その他の病気で 寝たきりあるいはそれに近く
   通院が困難な方

対応可能な医療