在宅介護と看取りの体験記

ご本人の思いを大切に

 病院に入院しても治ることの無い病気や状況になった時に「家で過ごしたい」と思う人は少なくありません。しかし実際には「介護や急変で家族に迷惑がかかるのでは」と心配して、家で過ごすことをあきらめてしまう人がたくさんおられます。

 けれども、在宅医療や介護サービスを利用することで、多くの方が家で過ごせています。家族同士で誰かが困っている時に、汗を流して助け合うのは「迷惑」では無く、人間的な成長を伴う人生の中での大切な仕事だと感じます。

 周囲の人の「安心」だけを優先するので無く、ご本人の思いを大切にしたいと思います。

 ここでは、様々な病気を持ったご家族を、住み慣れた家で介護したり、看取ったりされた体験を持つ方に書いていただいた文章を掲載し、その実際を多くの方に知っていただきたいと思います。

 貴重な体験記を書いてくださった方々に感謝致します。

看取り

(1)母が亡くなり7回忌を迎えました
   - 末期胃がんのお母さんを家で看取られた娘さんの体験記です -

(2)在宅医療介護で妻を看取った夫の手記
   - 認知症が進んできた奥さんをご自宅で介護され看取られたご主人の体験記です -