在宅医療Q&A
Q.神経難病とは?
A.
神経の病気の中で、はっきりした原因や治療法がないものをいいます。筋萎縮性側索硬化症、脊髄性筋萎縮症、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症、多発性硬化症、重症筋無力症、パーキンソン病、進行性核上性麻痺などがあります。
Q.在宅での療養が困難になったときには?
A.
自宅で療養生活を続けて、最後まで家で過ごされる方もおられます。
けれども、家での療養生活の継続が難しくなったときには、その原因によって次のような対応を検討します。担当ケアマネジャーや、主治医にご相談下さい。
(1)医療的な処置が多いとき
1.医療保険対応する療養病院(病棟)への入院
2.末期がんでは緩和ケア病棟への入院、または治療を受けてきた病院
の一般病棟への入院
(2)主に介護が問題となるとき
1.サービス付き高齢者住宅(サ高住)、有料老人ホームへの入居
2.グループホーム(認知症対応型共同生活介護)への入居
3.特別養護老人ホームへの入所
4.老人保健施設への入所
5.介護保険対応の療養病床への入院
6.特定施設への入居
(サービス付き高齢者住宅、有料老人ホームでは、それまでの在宅主治医の訪問や訪問看護を継続して受けられる場合も少なくありません。)